いびきと睡眠時無呼吸症候群について

いびきはなぜおきるのでしょう

いびきとは睡眠中に咽頭や舌の筋肉の緊張が低下したときや、鼻や咽頭の病気や障害、肥満などによって気道(空気の通り道)が狭くなるときにおこります。気道がふさがれ狭くなり、そこに空気が通ると粘膜が振動し、いびきの発生となります。

いびきの原因

・肥満  ・アルコール  ・加齢(老化)  ・あごが小さい、引っ込んでいる
・睡眠薬、精神安定剤、筋弛緩薬などの薬物の服用
・鼻閉(鼻づまり)、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、アデノイドなど鼻や咽頭の病気、障害 

睡眠時無呼吸症候群とは

 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に無呼吸(呼吸が止まること)が断続的に繰り返される病気です。その結果、十分に睡眠がとれず、日中の眠気、仕事の能率低下、居眠り運転事故などを引き起こしやすくなります。また無呼吸は循環機能に負担をかけ、不整脈、高血圧、心不全などの症状が現れることもあります。

睡眠時無呼吸症候群の症状

・大きないびき  ・睡眠中の多動  ・夜間の頻尿、夜尿症  ・不眠  ・熟睡感の欠如
・睡眠中の窒息感、息切れ、あえぎ呼吸  ・日中の強い眠気、倦怠感、集中力の欠如  
・夜間の寝汗  ・夜間の咳  ・早朝の頭痛  ・性格の変化  ・性機能低下 など

睡眠時無呼吸症候群の治療法

●減量
 
体重が増えて肥満になると、のどや舌も太くなります。その結果、気道が圧迫されて狭くなり、いびきの発生につながります。
 
睡眠時無呼吸症候群にかかっている人は肥満が多く、肥満がいびきの原因の場合は、食事療法や運動療法により、体重の減量をおこなうことが基本治療として重要です。

●口呼吸の改善
 呼吸は本来鼻でするものですが、口で呼吸をすると気道が狭くなり、いびきや睡眠呼吸障害の原因になります。口呼吸が原因であれば、防止策として、寝るときに口にテーピングを使用したり、口呼吸を改善する器具を使用します。

●外科手術
 
外科手術は睡眠中の気道の閉塞を防ぐためにおこないます。レーザーによる口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)、アデノイド摘出術などの方法があります。一時的に改善されても2〜3年で元に戻ってしまうこともあります。

●スリープスプリントの使用
 
軽度から中等度までの睡眠時無呼吸症候群や上気道抵抗性症候群、習慣性いびき症に有効な治療法です。
 
スリープスプリントは身体に負担をかけず安価な治療法として用いられ、口の中に装着することで下あごを持ち上げて、いびきや無呼吸の原因となる下あごや舌の落ち込みを防止します。
 
スリープスプリントの効果は高く、装着後は気道が開き空気が通り、いびきや無呼吸も自然と減少して熟睡できるようになります。今までのいびき防止対策で効果がなかった方にも有効です。
※スリープスプリントは当クリニックでも取り扱っています。

●その他
・禁酒(アルコールが原因の場合)など