予防歯科について

キシリトールの作用について
 
このキシリトールは虫歯菌に対してユニークな作用を行います。虫歯菌がキシリトールを分解する過程で細胞内に毒素をつくったり、せっかく分解したにもかかわらず、また元のキシリトールを生成したりと、虫歯菌のエネルギーを浪費させ、菌の細胞内に中毒を起こし、菌を弱らせ、殺し、増殖を妨害すのです。その結果、虫歯ができにくいわけです。
 
キシリトールをたくさん食べると下痢をするとか言われていますが、糖尿病患者で1日70gまでは安全であり、健常成人では1日90gまでは良いと言われています

シリトールの予防効果
 
結論から申しますと、従来の虫歯予防法方のフッ化物等とキシリトール摂取を併用することの方が、単独にフッ化物だけで予防するよりも、高い虫歯予防効果が期待できるのです。キシリトールは長い期間使用しないと予防効果が発揮されません。例えば、ガムであれば1日9g摂取したとすれば、2週間以上経過してから次第に予防効果が現れてきます。また、同じキシリトール配合ガムでも粒状のガム(タブレット)の方が、虫歯予防効果が高いという結果報告がでております。歯科医院で販売しているガムがタブレット状なのがおわかりでしょう。
 最近ではリカルデント配合のガムが発売されています。これは、メルボルン大学で研究開発されたもので、初期の虫歯を修復する材料として一躍脚光を浴びています。リカルデントは牛乳からつくられており、初期虫歯を修復するのに必要なリンとカルシウムから成っています。キシリトールと同じように、今後益々利用されるでしょう。皆さん、キシリトールについて誤解や過信をせず、上手につき合いましょう!